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「Windows Azure実践クラウド・プログラミング」書評

こんばんは、はるたまです。
Windows Azure実践クラウド・プログラミング」が発売されましたね。Amazonでも大人気、発売から3〜4日経った今も入荷待ち。でも、本屋さんに行ったら結構入手できますのでお急ぎの方はリアル店舗で入手することをおすすめします。
Windows Azure実践クラウド・プログラミングfor C#/Visual Basic/PHP
Windows Azure実践クラウド・プログラミングfor C#/Visual Basic/PHP

本書のターゲット

本書に関してはWindows Azure開発の入門書として初歩の部分から解説がなされていますので477ページもあります。初心者としてこの厚みを「詳しい解説があっていい」と思うか「厚くてめげる」と思うかは微妙なところですが、基本的に1章から5章までをガッチリ読んでいただければWindows Azureの基本機能を一通り試して初心者を卒業できるかと思います。

本書のハイライト

すでに「Windows Azureアプリケーション開発入門 (MSDNプログラミングシリーズ)」を購入して中身をガッチリ読まれている方は「Windows Azure実践クラウド・プログラミングfor C#/Visual Basic/PHPはパスかな?」と思われるかもしれませんが、個人的には購入することを強くおすすめします。もっと限定して言うと「6章 Azureアプリケーションの拡張と運用」のために買ってください。
私の知る限り、おそらく本書は日本で初めてWindows Azureアプリケーションの運用について記述された書籍だと思います。最近ではVisual StudioWindows Azure MMCからWindows Azureの管理ができますが、PowerShell経由でAzureを管理するWindows Azure Service Management CmdLetsに関して解説している書籍は多分本書だけです。そのため、開発者だけでなく運用をされている方がWindows Azureでの管理に触れるための書籍としてもおすすめしたいと思います。

まとめ

  • 初心者の方は1章から5章がおすすめ
  • 運用メインの方は6章を一見する価値あり
  • 個人的には付録のService Management CmdLetsリファレンスが最高。超最高!